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フルリノベーション 下がった基礎をどうするか?

どこにでも見られる瓦屋根のお家

 

新築では最近は少なくなってきました。

瓦はご存知の通り陶器です。

耐久性に優れています。劣化しない。(陶器ですから)

ただ欠点がない訳ではありません。

 

欠点とは

1️⃣重い

2️⃣意匠性はイマイチ

3️⃣コストがかかる(雨漏りの影響が多い)

 

お寺などで使用さてる瓦屋根。木造の大きな材料を使用した構造物などの場合

100年以上経過しているものも多々あります。

ただ戸建て住宅などでは、最近は少なくなりました。

 

在来木軸工法はともかく、屋根を軽量化することが地震対策に有効であるために

瓦はだんだん使用されなくなってきました。

 

今回のご依頼のお客様の戸建て住宅は、築35年の在来木軸工法の2階建てのお家です。

造成地に建てられたこのお家。

 

経年で部分的に沈下してきてしまいました。

理由は色々ありますが、おそらく造成した際の施工方法に問題があったのでしょう。

 

沈下した部分をジャッキアップして、正常な状況に近づける工事を行いました。

 

下がった場所のリフトアップ工事です。

 

20tジャッキを使用して土台をジャッキアップしました。

基礎の天場と土台の隙間に20mmの基礎パッキンを入れました。

 

今では基礎パッキンを入れることは当たり前ですが、数十年前は

基礎の上に土台木はベタ置きでした。

 

下がっていた場所を20mmほど正常な場所にリフトアップしました。

黒い緩衝材は20mmの基礎用パッキンが挟み込まれています。

 

ジャッキアップする前と比較すると上がっているのがよくわかります。

ただ基礎の沈下は経年によるもので、今後も起きないという訳でありません。

したがって、これ以上は下がらないことを前提での工事となりました。

今回躯体補強の為に外壁にタイガーEXボードを採用しました。

壁体力も強化することが出来ます。

専用釘を使用することが重要です。

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