昔ながらの土壁の家 知らない世代も増えたかも・・・
最近では見られなくなった日本家屋 真壁の家
昔の家は竹とワラで壁の下地を作り、そこに土を
塗りこんで壁を整形しました。
詳しく説明しますと、竹を割り2から3cmに引き割ります。
それを縦と横に重ね合わせて、壁の軸を作ります。
柱の壁になる部分に穴を開けて、軸となる木をはめ込みます。
これが壁を支える軸になる訳です。(横下地)
後は縦に割いた竹をワラで編んだ紐で括り付けていきます。
この藁が重要な役割を果たします。
自然の土を塗り込む時に付着強度を強くしてくれる訳です。
こうして土壁の下地が完成します。
そこに、粘土の高い土を左官仕事で塗込んでいきます。
下の画像下の茶色の部分が土壁です。上の白い部分が仕上げの
材料です。
この写真の住宅も築50年です。
経年劣化で至る所の壁が剥がれてきています。
しかし平家のお宅のおかげで建物の傾きは少なく
リフォームしてまだ住むことにしました。
どんな風に仕上がるでしょうか?
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