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LOGBLOG〜ログブログ〜part.8 木の吸音効果

こんにちは。LOG🌲BLOG〜ログ(丸太)ブログ〜です。

人が存在し始めた頃から、私たちの生活を支えてきた、「木」に関する記事を書きたいと思います。

 

 

 

今回は、「木の吸音効果」についてです。

 

 

吸音とは、読んで字のごとく、音を吸収する性能のことを指しています。

 

 

身の回りでどんなところに表れているかというと、

 

 

たとえば、病院や美術館、アパートの廊下などで、話し声がとても響くという経験をしたことがあるのではないでしょうか。

 

 

その原因は、それら建物に使われている素材が、「音をほとんど吸収せず、跳ね返す」からです。

 

 

でもその分そうした素材は、音をカットして壁の外に響かせない、遮音性能(防音)は高いですね。

 

 

では、木を使う、木造の建物の吸音性能はどうなんでしょうか。

 

 

 

木は、音を「心地よく」してくれる

 

木は、優れた吸音性能を持っています。それは、私たちの耳に入ってくる音の「心地よさ」と関係しているんです。

 

 

以前別の記事、木がじんわり温かいのってなんで?LOGBLOG〜ログブログ〜の中で説明したことがありますが、木の表面にはたくさんの小さな穴が開いていて、これを多孔質(たこうしつ)といいます。

 

 

木は多孔質であることによって、「断熱性」や「じんわり温かかい」といった効果を発揮しているのですが、実は木の「吸音性能」とも関係しています。

 

それは、木の表面の小さな穴が音の中の、低音・中音・高音を見事にバランスよく吸収してくれることによって、雑音がカットされるのです。

 

 

 

そのおかげで、木が多く使われている空間では、音がまろやかになり、耳に心地よい音が耳に入ってくるのです。

「聞こえた方が良い」音

でも、周りの音が入ってきてしまう木造はちょっとな…

 

プライバシーのこともあるし…

 

 

そう思われる方も多いと思います。

 

 

でも実は、悪いことばかりではないんです。

 

 

木の遮音性が高くない故に、「聞こえた方が良い」音を聴かせてくれることをご存知ですか?

 

 

何か哲学的な話では、ありません。(笑)

 

 

 

それは、「超高周波音」と呼ばれる音です。

 

 

これは、本来人の耳には聞こえない、20,000Hz以上の音(モスキートーンよりさらに高い音)のことです。

 

これが「聞こえた方が良い」のはどうしてかと言いますと、この超高周波は自然界に豊富に見られ、鳥のさえずりや川のせせらぎなど、脳にアルファー波が発生して人をリラックスさせる音だからです。

 

 

木は、この「超高周波音」を適度に遮らず通してくれて、私たちの耳に届けてくれるので、木が多くある空間にいると癒しを得られるんです!

 

 

逆にこの「超高周波音」シャットアウトしすぎると、不快感を感じるようになるみたいです。

 

 

興味深いですよね。

 

 

 

 

 

ストレスが何かと多い現代社会なので、家は癒しの空間にしたいと思っている方も多いと思います。

 

 

 

ぜひ、「聞こえた方が良い音」を聞いて、心も体もリラックスしたいですね!

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

今回は、木と音のつながりについてご紹介しました。

 

 

木が多い空間、カフェ、喫茶店に行くと木で作られたものが多いイメージですが、訪れると癒されるのは、「耳からの癒し」もあったからなんですね!

 

 

 

木に癒されましょう。

 

 

また次回。

 

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