プロに聞く!LABRICO、突っ張り棒を使う時の注意点。
こんにちは。愛知県西三河を中心に住宅リフォームを行なっております、OMEGA HOMEの櫻井です。
だんだんと朝晩の寒さが増してきて、冬の訪れを感じさせる気候になってきましたね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
さて、今日はLABRICOなどの高耐荷重の突っ張り棒を使用する際に、意外と知らない点を一つご紹介したいと思います。
LABRICO(ラブリコ)
LABRICOとは、平安伸銅工業株式会社の商品で、家の中に自在に柱を立てることができる、木材の両端に付けるアジャスターです。
1×4木材や2×4木材を、指定の長さにカットしてラブリコをつけて柱を立て、間仕切り壁を造ったり、
棚を造ったりすることができる優れ物で、後々取り外すこともできるので、賃貸のお部屋にも使うことができます。
ではラブリコを使って柱を立てる時に注意したほうが良いこととはなんでしょうか?
注意点:天井に下地が入っている場所に柱を立てる。
どういうことでしょうか。
LABRICOなどの、床と天井で突っ張るタイプの製品は、基本的には部屋の中ならどこでも突っ張ることが可能です。
でも例えば、柱を立てた後に棚を造ったりして、柱に強い荷重がかかる場合、
柱の突っ張りが緩くなってしまうことがあります。そうならないためには、柱をしっかりと突っ張る必要がありますよね。
その時に注意しなければならないのは、天井が突っ張り強さに負けて天井に凹みができたり、最悪の場合穴が開いたりしてしまう危険があるということです。
穴の補修には、1,2万〜の費用が必要になってしまうでしょう・・・
それを避けるためにはどうしたらいいのでしょうか。
ポイントは、天井に下地が入っている場所に柱を立てるということです。
ここで言う下地とは、多くのご家庭の場合天井は、天井下地(木材)⇨石膏ボード⇨クロス(壁紙)で構成されていますが、その天井下地(木材)が入っている箇所を指します。
なぜ下地が入っている場所に立てると良いかと言うと、簡単に言って、そこが一番強いからです。
他の箇所で石膏ボードが割れ、穴が空いてしまうほどの強さで突っ張ったとしても、多くの場合、下地がある箇所なら問題ないでしょう。
ただ、それでも限度を越えれば石膏ボードは割れる恐れがあるので、注意が必要です!
天井下地は、どこに入っているのか?
問題は、下地となる木材がどこに入っているのか、と言うことです。
① 壁際
一般的に天井には、何枚も石膏ボードが敷き詰められて貼られています。
その石膏ボードはネジで止まっているので、石膏ボードを支えるためには、少なくとも石膏ボードの上下左右の辺のところに木材の下地が存在している必要があります。
なので、石膏ボードの貼り始めと、貼り終わりになる「壁際」には、天井下地がいると考えて問題ないでしょう。
② 石膏ボードのジョイント及び、ネジで止まっている列
下の図のように、天井に石膏ボードを止めるには、ある程度の本数のネジで止める必要があるので、約30cmピッチで下地が入っていることが多いです。
<例:天井下地と石膏ボード貼り方>
部屋の間仕切りとして突っ張り棒を立てる場合などは、この下地が入っている位置に立てる必要があるでしょう。
でも、基準になるネジ頭も、石膏ボードのジョイントも、クロスで隠れているため目視では見つけることは難しいです。
ではどうやって見つけたらいいでしょうか。
例えば下のような道具を使うと簡単に見つけられます!
<amazon.co.jpより引用>
「下地センサー」と言う道具で、ボタンを押しながら天井や壁に当てがい、滑らしていくと、下地がある位置の上に来たら音が鳴るんです。
↓使い方
https://www.instagram.com/p/Cz3SmCGrPRo/
これがあれば、隠れて見えない下地を見つけることができますね。
ホームセンターで1000円弱で購入できるようです!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
もしDIYでLABRICOや、天井と床で突っ張り棒を設置したいと考えておられる方の参考になれば幸いです!
ちなみに壁の場合も同じです!
では楽しいDIYライフを〜😄
また次回。
〜about me〜
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